ヤマダ電機、国内購入品の中国･台湾配達が可能に

荷主ヤマダ電機は、アジア開発キャピタル傘下のチャイナコマース社に国際配送業務を委託する契約を締結した。

これまで国内の同社店舗で商品を購入する顧客からの発送依頼は、滞在中のホテルなど国内の指定場所に限られていたが、チャイナコマース社への委託により、中国、台湾、香港の顧客は海外の指定場所を配送先として選択できるようになった。

チャイナコマースが運営する越境ECサイト「銀聯在線商城日本館」の顧客への配送ルートに、ヤマダ電機が商品購入者から依頼を受けた商品の配送を載せることで、「ヤマダ電機の顧客サービスの向上とチャイナコマースの物流ビジネスの拡大が同時に実現できる」として契約締結に至った。

中国、台湾、香港の顧客は、これまで自分で行ってきた煩雑な税関手続き、中国、香港、台湾の国内配送手続きをすべてチャイナコマースに委託できる。

当面はヤマダ電機新宿東館の商品購入者を対象とし、段階的に都内7店舗へ拡大していく。