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かね貞、火災で停止の本社工場刷新・稼働再開

2017年9月8日 (金)

拠点・施設魚肉ねり製品メーカーのかね貞(愛知県みよし市)は、2月21日に火災が発生して稼働を停止していた本社工場の稼働を再開する。

再開に伴い、最新機器を導入して工場を全面的に刷新。4500平方メートルの敷地に延床面積9000平方メートルの建屋を建設し、製造工程で使用する設備に最新機器を導入し、製造ラインを増設して生産能力を従来の1.3倍まで増強した。

具体的にはボールカッター、ニーダー(攪拌機)、IHフライヤー――を採用し、温度管理の面でも本社工場全体の壁面に冷蔵パネルを導入。20度前後だった室内温度を15度以下まで下げ、賞味期限を1日から3日程度、延ばすことに成功した。

また焼き工程、蒸し工程、揚げ工程直後の80度ほどの製品を7-8分で5度以下に冷やすことができる最新のフリーザーを全ラインに採用。急速に製品を冷やし、品質と安全性を高めた。また冷凍で納品されるデリカ(惣菜)製品のラインには「IQF凍結」という瞬間凍結が可能なフリーザーを導入。従来の凍結方法よりも短時間で急速に凍結することで、凍結による品質低下を防ぐことができるようになった。

同社は1925年創業の魚肉ねり製品メーカーで、竹輪・蒲鉾・さつま揚などを製造・販売している。

■本社工場の概要
名称:かね貞本社工場(みよし工場)
所在地:愛知県みよし市莇生町上永井田48-2
敷地面積:4500平方メートル
延床面積:9000平方メートル
再稼働予定:2017年9月
生産品目:魚肉ねり製品(竹輪、蒲鉾、さつま揚など)