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労基法違反容疑でヤマト運輸書類送検、管理不適正

2017年9月20日 (水)

事件・事故福岡労働局は20日、ヤマト運輸の労務管理が適正ではないとして、労働基準法違反容疑で同社と同社社員1人を福岡地検に書類送検した。同社は「事態を重く受け止め、お客様に多大なるご心配をおかけしたことを深く謝罪申し上げます」とのコメントを発表した。

同社は2016年10月、福岡県内の支店1か所で「16年6月16日から7月15日までの労働時間管理が適正ではなく、労働基準法に違反している疑いがある」との指摘を受けていた。その後、労働局による調査に「全面的に協力し、早急に必要な是正を行った」(ヤマト運輸)が、9月20日に書類送検に至った。

ヤマト運輸はことし2月、社長直下の組織として労働環境の抜本的な改革を推進する「働き方改革室」を立ち上げたが、改善策の一環として抑制方針を打ち出した宅配便取扱個数については、9月6日発表の8月分実績をみても前年同月比2.6%増と増加傾向に歯止めがかかっていない。