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ニプロ、インドに新工場完成、13年中にさらに2工場

2012年12月28日 (金)

メディカルニプロはこのほど、子会社のニプロインディアコーポレーションがインドのマハラシュトラ州プネ市郊外に新工場を完成したと発表した。

敷地面積は21万平方メートルで、従業員570人を配置し、人工腎臓(ダイアライザ)など医療機器の製造を行う。

同社グループはインドで、ニプロインディアコーポレーションのほか、医薬用硝子容器(アンプル・バイアル)の製造販売を行うニプロチューブグラス、アンプル・バイアルの原材料となる医薬用硝子生地管の製造販売を行うニプログラスインディアの3社を軸に事業を展開している。

今回開設したニプロインディアコーポレーションの医療機器工場のほかに、ムンバイ-プネの中間に位置するコポリ地区でニプロチューブグラスがアンプル・バイアルの製造工場(敷地面積7万4500平方メートル)の建設を進めており、デリー北東のメーラト地区にあるニプログラスインディアの既存工場敷地内でも医薬用硝子生地管の製造工場を建設している。

両工場ともに2013年中に本格稼働する計画で、同社グループのインド生産拠点は7工場、販売拠点4支店体制となる。従業員数は現在、3社合わせて1400人だが、13年度はそれぞれの工場の本格稼働に伴い、2100人に増員する見込み。

これらの取り組みにより、13年度はインド売上高(3社合計)78億ルピー(125億円)、20年度に190億ルピー(300億円)を計画している。