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負債2億3000万円

杉本海運が破産手続き開始、TDB調べ

2014年2月27日 (木)

M&A帝国データバンクは27日、杉本海運(徳島県阿南市)が2月14日に徳島地裁阿南支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は白川剛弁護士(徳島市徳島町)。

同社は、1970年5月に設立された内航船舶貸渡業者。旭丸(499トン、貨物船)1隻を所有、大手海運会社のチャーターで運航し、鋼材やスクラップなどを輸送、ピーク時には売上高2億円を売り上げていた。

しかし、船舶が老朽化し用船料の値下げが続いたため06年に売却し、所有船舶のない状態となった。その後、同社に在籍する船員を関係会社に派遣し、手数料によって借入金利の返済を続けてきたが、先行きの見通しが立たないことから、債権者、金融機関と協議のうえ、今回の事態に至った。負債は2億3000万円、うち金融債務は9000万円。