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売上高500億円目指す

センコー、ファッション物流営業本部を新設

2014年2月27日 (木)

ロジスティクスセンコーは27日、ファッション物流の深耕を図るため、「ファッション物流営業本部」を新設すると発表した。これに伴い、ロジスティクス営業本部のアパレル物流営業部と百貨店物流営業部をファッション物流営業本部に移管し、500億円の売り上げを目指す。百貨店物流担当は廃止する。

併せて管理機構、営業機構、支店機構の機構改正を実施する。管理機構では、中四国・九州地区で拡大する業務に備え、生産体制の強化、充実を図るため、「中四国・九州地区担当」を新設するとともに、東日本と西日本地区の配送ネット構築担当をそれぞれ設置する。

また、海運・通運事業を拡充し、モーダルシフトの推進を図るため、「海運・通運担当」を設ける。現行の通運部の生産体制は、より効率性を図るため、大阪主管支店に移管。通運部は、全国の通運事業所を管轄するとともに、全国的な鉄道利用の推進を担う。

このほか、生産管理本部で管轄するCS推進業務に加え、社長室のヒストリカルリスク管理担当が担当する全業務に混在するリスクの発掘、現場への経営指導も含めたCS体制を推進するため、「CS推進部」を設置。現場への経営指導は、CS担当者と役付役員が帯同して行う。

営業機構としては、ファッション物流営業本部を新設するほか、住宅物流営業本部を現在の2部体制から4部体制に増強。住宅物流営業部を住宅物流第1営業部と第2営業部に分割し、住設・建材営業部に加えて新たに住宅物流営業開発部を新設する。

また、ロジスティクス営業本部内に食品物流営業部と引越営業部を設置。食品物流と病院、図書館引越の拡大、引越事業の強化を図る。

支店機構では、東北全体の物流を統括する戦略的組織とするため、仙台主管支店の名称を東北主管支店に変更。福島支店を設置し、ロジ・ソリューション福島流通センターを福島支店に移管する。

また、北大阪地区の営業基盤の強化を図るため、大阪主管支店を分割して北大阪PDセンター、京都長岡営業所、寝屋川PDセンターを切り出し、併せて阪神支店の船場PDセンターを移管し、北大阪支店を設置。

関東では茨城支店を関東主管支店の管轄からはずし、北関東地域の営業拡大を図る。

このほか、国際物流事業本部の強化策として、海外拠点を5つのエリアに分けてそれぞれ事業担当を設置する。設置エリアはASEAN、、中国東北華北、中国華東華南香港、中央アジア、北米。これに伴い、カザフスタン事業部を発展的に解消し、中央アジアエリア事業担当が管轄。併せて国際物流事業部の名称を国際複合輸送事業部に変更し、貿易部内に化学品・電子材料貿易グループと商流物流一体化ビジネスグループを設ける。