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東京・横浜の5店舗で4月1日開始、段階的に拡大

ファーストキッチン、ヤマトのマルチ電子マネーを店頭導入

2014年3月19日 (水)

荷主ファーストキッチン(東京都新宿区)は4月1日、ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(東京都江東区)とヤマトフィナンシャル(東京都中央区)が提供する、1台で複数の主要な電子マネー決済ができる「マルチ電子マネーサービス」を導入する。ハンバーガーショップで、交通系電子マネーを含む複数の電子マネーを1台の端末で決済できるサービスの導入は初めて。

同社では、顧客から店舗への電子マネー導入に対する要望が多く寄せられていたほか、小売、飲食業界で急速に電子マネーが普及している市場環境の変化、4月の消費税増税で電子マネーの普及が急速に伸びるとみられていることなどを併せて考慮した結果、マルチ電子マネーサービスの導入を決めた。

電子マネーの利用は年々増加し、2012年の決済金額は2兆円強に達している。また、総務省の調査によると利用回数が多い場所は、交通機関・スーパーマーケット・コンビニエンスストアで、生活の一部として日常的に電子マネーが決済手段として利用されている。

ヤマトのマルチ電子マネーサービスを導入することで、利用者の利便性が向上するためリピーターの獲得を見込めるとともに、現金払いに比べて会計スピードが大幅に向上するメリットが有る。また、電子マネー事業者との契約・精算をヤマトグループが窓口となって一本化するため、管理も容易。

ファーストキッチンでは、4月1日から豊洲センタービル店で3台(東京都江東区)、渋谷宮益坂店3台(東京都渋谷区)、外苑前店3台(東京都港区)、蒲田東口店2台(東京都大田区)、鶴見ミナール店4台(横浜市鶴見区)で導入し、全130店舗のうち路面店60店舗で段階的に優先導入する。路面店への展開後、導入可能な商業施設に入居している店舗にも拡大する方針で、システム提供元のヤマトグループでは、ファーストキッチン向け「電子マネーを活用した販売促進」や「店舗業務効率化に向けた提案」を行うとしている。