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UPS、独ケルン・ボン空港で欧州航空ハブ施設オープン

2014年3月27日 (木)

国際UPS、独ケルン・ボン空港で欧州航空ハブ施設オープンUPSは27日、ドイツのケルン・ボン空港で2億ドルを投じて拡張した欧州航空ハブ施設をオープンしたと発表した。建設に2年間を要した拡張は、同社がこれまで行ってきた施設投資としては最大規模となる。

新ハブは特に中国と欧州とのネットワーク強化を狙ったもの。同社では現在ケルン・ボン空港と深センアジア域内ハブ、上海国際ハブ、成都ゲートウェイなど、中国で最大規模の乗客数・貨物数を持つ空港との間で、週12便を運航している。

また、バンコク、香港、ムンバイ、ソウルを含むアジア各都市とケルン・ボンをつなぎ、欧州の主要ビジネス都市へ向けて、1-2日以内の配達保証つきサービスを提供している。

作業エリアの面積は10万5000平方メートル超となり、8台の自動仕分け機を追加することにより、小口貨物仕分け能力が70%増加、毎時19万個(毎秒53個)を処理している。コンベヤーシステムは40キロの範囲を網羅し、荷降ろし地点から荷積み地点までの移動に要する時間は、平均15分となっている。

この拡張により、既存施設に最先端技術が新たに導入され、増築部分の一部では、大型のエクスプレス・フレート貨物の専用処理エリアとなっている。

■UPSヨーロッパプレジデントのシンディ・ミラー氏のコメント
「今回の拡張により、発展・成長する輸出経済に向けて、サッカー競技場15個分の仕分けエリアが確保できた。これにより、UPSのケルン・ボン航空ハブは、確実にUPSのグローバル航空事業の主要構成要素である欧州航空貨物ネットワークの中心であり続け、また世界最大かつ最先端の仕分け施設のひとつとして位置づけられる」