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鳥取運輸支局、運行中の飲酒行為も

トラックの飲酒運転増加で再発防止の徹底を要請

2014年3月28日 (金)

国内中国運輸局管内でことしに入り、運送事業者による飲酒運転事故が4件発生していることを受け、鳥取運輸支局が27日鳥取県トラック協会に事業用自動車の飲酒運転の再発防止を周知するよう要請した。

事故の詳細は調査中としながらも、運行途上の飲酒行為も含まれている可能性を指摘した上で、再発防止のために「点呼時に厳正なアルコール検知の実施にとどまることなく、運行途中の飲酒行為の禁止を再徹底するなど、運転者に対する指導・教育を強化することが重要」として、再発防止策の実施を強く求めた。4件の事故の概要は次の通り。

■中国運輸局管内の運送事業者による飲酒事故(2014年1月以降)

 発生日時事故概要
11月14日0時頃岡山県内で同県に営業所を置く事業者のトラックが走行中、路肩に停車していた乗用車に衝突し、乗用車の乗員が軽傷を負った。トラックの運転者から呼気1リットル当たり0.35ミリグラムのアルコールが検知された模様。トラック運転者は出庫時の対面点呼で行われたアルコール検査では問題なかったが、営業所を出庫後に飲酒した模様。
22月6日0時50分頃広島県内で、山口県に営業所を置く事業者のトラックが軽自動車に追突し、自動車の乗員2人が軽傷を負った。トラックの運転者からアルコールが検出され、道路交通法違反(酒気帯び運転)で逮捕された模様。
32月22日21時30分頃兵庫県内の高速道路サービスエリアで、広島県に営業所を置く事業者のトラックが停車中の乗用車に接触し、事故の現場検証時にトラックの運転者からアルコールが検出された。負傷者はいないが、事故当時、トラックの運転者はどうサービスエリア内で乗務終了後(休憩時間)に食事をする際、飲酒した模様。
43月7日15時35分頃佐賀県内のJR長崎本線の踏切で、広島県に営業所を置く事業者のトラックが一時停止していた乗用車に衝突し、そのまま逃走。乗用車の運転者の110番通報で駆けつけた警察官が確認したところ、トラックの運転者からアルコールが検出され、現行犯逮捕に至った模様。トラックは逃走中に踏切から400メートル先の農地に転落死、停車していた。