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メタノール船、安全基準に乗組員保護を追加

2026年9月25日 (金)

行政・団体国土交通省は24日、国際海事機関(IMO)の第12回貨物運送小委員会(CCC 12)で、メタノールまたはエタノールを燃料とする船舶の安全基準の改訂案に合意したと発表した。会合は9月14-18日に英国ロンドンのIMO本部で行われ、船上CO2回収・貯蔵システム(OCCS)の安全基準や、小型リチウムイオン電池の大量輸送に関する規制についても検討した。

メタノール・エタノール燃料船では、2020年に策定された暫定安全ガイドラインを技術的な知見の蓄積を踏まえて見直す。今回、「乗組員の保護」に関する章を新設し、全18章からなる改訂案をまとめた。燃料設備の漏えい、火災、爆発対策を拡充するほか、乗組員の保護具や、毒性が高いメタノールの蒸気を検知する設備などの要件を盛り込む。改訂案は27年6月に開催予定の第113回海上安全委員会で承認される見込み。

海上物流に関係する危険物輸送では、現在は規制対象外となっている一定容量以下の小型リチウムイオン電池について、コンテナで一度に大量輸送する場合に危険物輸送書類の提出などを求める案を審議した。多くの加盟国や関係機関が検討の継続を支持し、第46回編集・技術グループで技術的な検討を続けることになった。

このほか、コンテナ船でコンテナや固定装置にかかる荷重を自動計算する「ラッシングソフトウェア」の暫定性能基準案を最終化した。国際的な性能基準を整備することで、コンテナの安全な積み付け・固定や、海上での落下・流出防止につなげる。基準案は第113回海上安全委員会に上程する予定だ。

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