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マースク、メタノール大型コンテナ船を8隻発注

2021年8月26日 (木)

環境・CSRAPモラー・マースク(デンマーク)は26日までに、カーボンニュートラルな燃料であるメタノールで運航可能な大型コンテナ船8隻を、韓国の現代重工業に発注した。いずれも積載容量は1万6000TEUで、2024年までに受領する見通し。加えて、4隻のオプション契約も締結した。

これらの新造船にはいずれも、従来の低硫黄燃料と同様にメタノールでの運転を可能にする「デュアル燃料エンジン」を搭載。通常の船舶に比べて、価格は10%から15%程度割高になるが、年間で100万トンの二酸化炭素排出量の削減につながる。

マースクは50年までに二酸化炭素排出量削減をゼロ化する目標を掲げており、7月には現代重工業に、メタノールを燃料とする世界初のフィーダーコンテナ船の建造を発注している。

マースク、メタノール燃料コンテナ船を世界初発注