荷主スズキは25日、今後10年を見据えた「技術戦略2026」を発表した。地域ごとに異なるエネルギー事情やインフラに合わせて技術を選ぶ「マルチパスウェイ」を進めるため、開発と生産の仕組みを見直す。日本とインドを中核に、地域ごとの需要に対応した商品をより早く投入できる体制を整える。
開発・生産では、2030年に向けて新車の開発期間を半減させ、開発効率を30%、生産効率を50%向上させる。設計と生産を同時に進めるほか、部署間での並行開発、デジタル技術を使った開発、部品などのモジュール化を進め、製品投入のスピードを高める。
グローバル展開では、日本で開発した技術を各地域に合わせて製品化する一方、インドを世界各地への生産・輸出拠点として強化する。30年度以降には、インドで年間約400万台の生産能力を目指す。
インドでは、地域のエネルギー事情に合わせた取り組みとしてバイオガス事業も進める。ことし8月には3基目のバイオガスプラントが稼働した。牛糞由来のバイオガスを燃料として利用し、副生成物を有機肥料として地域に還元し、現地で普及しているCNG車と組み合わせ、地域資源の循環につなげる。
さらに技術面では、シリーズHEVや新型ハイブリッドシステム、安全で軽い「Sライト」、SDVライトなどを開発する。こうした技術を地域や用途に応じて組み合わせ、開発・生産の効率化とあわせて、それぞれの市場に適した商品をより早く投入していく。
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