環境・CSRPAX TOPOLOGY(東京都渋谷区)は9月30日、愛知県蒲郡市の「蒲郡サーキュラーシティイノベーションプログラム」に、企業の遊休資産を地域内で循環させる実証事業が採択されたと発表した。今秋から、市内企業の設備や什器、工具などをAIで可視化し、社内転用や企業間取引を進めるほか、行政調達への接続も検討する。
実証には、同社の企業向けプラットフォーム「遊休マーケット」を活用。設備などを写真からAIで判別して登録し、社内メンバーが現在使用している物品を申告する。申告されなかった物品を遊休資産の候補として抽出し、社内の別拠点での再利用から市内企業間での受け渡しまでを同一の台帳で管理する。
第1段階では、市内に複数拠点を持つ企業で作業台やパーツキャビネット、測定治具などの社内転用を進める。第2段階では市内5社規模に広げ、仮設材や電動工具、現場事務所の什器などを企業間で融通する。市域がコンパクトで、輸送が5キロ圏内に収まる点も活用する。
その後は市内30社規模へ拡大し、ステンレス作業台や保管棚、保冷コンテナなどの農水産業への転用や、行政の物品調達への接続も検討する。30社への展開時には年間3600点を登録し、約1080点の再使用を想定。新規調達の代替によって年間約310トンのCO2排出と8600万円の調達コストを回避できると同社は試算している。
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