ロジスティクスecbo(東京都渋谷区)と京浜急行電鉄(横浜市西区)は9月30日、大田区、小田急電鉄、東武ホテルマネジメント、横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)と連携し、羽田空港圏域で手荷物の当日配送・預かり網「手ぶらネットワーク」を整備する実証を開始したと発表した。実証期間は2027年2月21日までで、拠点ごとに順次開始する予定。
羽田空港第3ターミナル駅を配送ネットワークのハブとし、新宿、渋谷、浅草、横浜、小田原、三浦・三崎、日光・鬼怒川などを連携拠点とする。都内の東武グループホテルも加え、羽田空港と首都圏の主要観光地や宿泊拠点を結ぶ、双方向および片道の手荷物当日配送・預かり体制の確立を目指す。
ecboと京急電鉄は24年8月から、羽田空港から宿泊施設への手荷物当日配送の実証実験を開始し、25年3月に本運用へ移行した。ことし3月には都内拠点から羽田空港への当日配送も開始しており、今回の実証では自治体や鉄道、ホテルなどとの連携を強化する。
背景には、訪日客の増加に伴い、大型スーツケースなどが駅構内や公共交通機関の移動空間を占有し、地域住民の通勤・通学動線の混雑につながっている課題がある。手荷物の預かりと当日配送を通じて、旅行者が荷物を持って移動する機会を減らし、駅構内の混雑緩和や地域住民の生活環境改善、観光客の回遊性向上を目指す。
実証では、ecboが統括管理・運営と配送システムの提供を担う。訪日客向けの特設ウェブページの開発や「手ぶら観光ガイドブック」の制作・配布、広告展開にも取り組む。ecboが観光庁の「令和8年度オーバーツーリズムの未然防止・抑制をはじめとする観光地の面的受入環境整備促進事業」に採択されたことを受けて実施する。
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