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UPS、保険・不正対策を束ね物流リスク管理強化

2026年10月2日 (金)

国際UPS(米国)は9月30日、不正取引や配送トラブル、貨物紛失、業務停止などのサプライチェーン上のリスクに対応する統合サービス「UPS Secure Commerce」を開始したと発表した。保険、可視化、リスク分析など既存機能をまとめ、複数の配送事業者や輸送モードをまたぐ物流管理を支援する。

同サービスは、輸送保険「InsureShield Shipping Insurance」、高額品や特殊貨物向けの「Parcel Pro」、EC(電子商取引)や配送リスクを分析する「CommerceShield」などで構成する。UPSが蓄積した物流データとAIを組み合わせ、配送前後の情報を横断的に分析し、遅延や不正、損失などが発生する前の対応につなげるとしている。

(出所:UPS)

UPSによると、2025年には140万荷主、6200万個の荷物を補償対象とし、保険請求の97%を5日以内に処理した。衣料ブランドBuruでは、従来1件当たり20−25分かかっていた保険請求手続きが数分に短縮され、通常24時間以内に処理されるようになったという。

UPSは、EC拡大に伴い配送後の紛争や返金、再発送、返品なども含めたリスク管理の重要性が高まっているとみている。Secure Commerceでは、個別の配送情報を統合して可視化し、荷物単位の補償にとどまらず、収益損失や顧客対応を含むサプライチェーン全体のリスク管理を対象とする。

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