荷主大日本印刷(DNP)は2日、チルド飲料向けに、酸素バリア性の高いPETカップと無菌充填技術を組み合わせた「DNP無菌充填対応容器 PETカップタイプ」を開発したと発表した。飲料の賞味期限延長に対応し、食品ロスや廃棄コストの削減、在庫運用の効率化につなげる。2027年にはトーヨービバレッジとの協業で同容器を使った飲料容器の提供を始める。

▲DNP無菌充填対応容器 PETカップタイプのイメージ(出所:大日本印刷)
カップ本体は、PET樹脂の特性を生かして酸素バリア性を従来品比25%高めた。無菌充填時やラベル装着時の高温にも耐えられる設計とし、DNPの無菌充填システムと組み合わせることで、チルド飲料の賞味期限延長につなげる。賞味期限が延びれば、流通事業者側でも在庫調整の幅が広がり、従来より遠隔地への販売展開もしやすくなるとしている。
環境面では、カップ本体に使用するPET樹脂の10%にリサイクルPETを採用し、バージンPETの使用量を抑える。DNPは今後、飲料特性に応じてさらにバリア性を高めた製品開発を進め、関連する無菌充填システムを含め、27年度までに累計16億円の売上を目指す。
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