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Rail Baltica、2030年目標後ずれで資金確保急ぐ

2026年10月6日 (火)

国際エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国は、欧州標準軌の高速鉄道プロジェクト「Rail Baltica」の完成に向け、EUに少なくとも100億ユーロの追加資金を求めている。3か国政府が9月22日に共同宣言を発表し、EUの次期中期予算期間となる2028―34年中に本線を開業させる方針を示した。従来掲げていた30年の完成目標からは事実上後ろ倒しとなる。

3か国は、次期多年度財政枠組みで資金を確保し、特に欧州接続ファシリティーを通じた支援を求める。EUによる共同負担率は最大85%を要望し、新たな予算期間が始まるまで工事を継続するためのつなぎ資金も必要としている。国防費の増加などで各国財政への負担が強まっていることも背景にある。

Rail Balticaは、バルト3国をポーランド経由で欧州の標準軌鉄道網につなぐ計画で、旅客と貨物の双方を対象とする。3か国政府は、各国内の区間だけでは十分な効果を発揮できず、国境をまたぐ一体的な回廊として完成させることが重要だとしている。軍事輸送能力の確保も主要な目的に位置付ける。

これまでにEUから44億6000万ユーロの支援を確保しており、9月上旬時点でバルト地域の本線の40%超が建設段階に入った。貨物輸送面では、ポーランドと接続し、EU域内へ連続して輸送できる体制を整えられるかが、同路線を国際貨物回廊として機能させる鍵となる。

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