M&Aヨシムラ・フード・ホールディングス(東京都千代田区)は6日、明治から日本罐詰(北海道河西郡芽室町)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。同日付で株式譲渡契約を締結し、11月1日の株式取得を予定する。
日本罐詰は北海道・十勝産の農産物を主な原料に、冷凍野菜やレトルトパウチ食品を製造・販売している。スイートコーンのほか、かぼちゃ、いんげん、枝豆、グリーンピース、ブロッコリーなどを扱い、家庭用から業務用まで製品を展開する。十勝地区の契約農家との長年にわたる信頼関係を背景に、安定した原料調達体制を構築している。
製造拠点として十勝工場と芽室工場を持ち、農産物の栽培から収穫、加工までを一貫して管理する。ヨシムラ・フード・ホールディングスは、日本罐詰の調達・加工機能をグループに取り込むことで、北海道での事業基盤を強化する。グループが持つ国内外の販売網を活用し、既存製品の販路拡大や新規取引先の開拓、新商品開発、北海道・十勝ブランドを生かした海外展開も進める。
取得株式数は231万1748株で、取得後の議決権所有割合は100%。取得価額は非公表。日本罐詰は株式譲渡に先立ち、債務超過の解消を目的として明治を割当先とする第三者割当増資を実施する。
日本罐詰の2026年3月期の売上高は30億4100万円、営業利益は2億900万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億3200万円だった。ヨシムラ・フード・ホールディングスは今回の買収を通じ、北海道における農産物の調達・加工機能を強化するとともに、国内外の販売網を活用して事業拡大を図る。
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