JX金属、丸運系運送会社に出資し硫酸輸送を強化

M&A丸運とENEOSホールディングス傘下のJX金属（東京都港区）は、丸運が全株式を保有する北豊運輸（北海道苫小牧市）の株式の34％をJX金属に譲渡すると発表した。北豊運輸はJX金属グループが取り扱う硫酸の北海道地区における輸送を担う。JX金属は北豊運輸の株式を取得し経営に参画することで、北海道における硫酸の輸送基盤を強化する。

丸運は引き続き北豊運輸の筆頭株主として経営に携わるが、JX金属の経営参画により、北豊運輸は経営基盤を強化する。従前よりJX金属グループの物流業務を担う丸運にとっても、今回の株式譲渡を契機としたさらなるパートナーシップの強化を図る。

丸運とJX金属グループは、北豊運輸の事業運営を軸とした、非鉄金属関連製品の物流ビジネスについて、シナジー効果の創出に取り組んでいく。