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14年度入社式で鴻池社長が訓示

「基本は現場にあることを肝に銘じよ」、鴻池運輸

2014年4月3日 (木)

話題鴻池運輸は1日、入社式を開催した。今年度の本社採用総合職(事務技術職)は42人で、本社で行われた入社式では、鴻池忠彦社長が新入社員に訓示を述べ、新入社員の代表者に辞令が交付された。

■「基本は現場にあることを肝に銘じよ」(鴻池忠彦社長の訓示、要約)
「基本は現場にあることを肝に銘じよ」、鴻池運輸KONOIKEグループは、10分野のサービスを顧客に提供し、年間の売上高は、2300億円、従業員数は2万人。日本国内に200の拠点、海外12か国に31拠点があり、日本国内外の現場が、365日24時間、稼働している。これから退社するまで、本社、支店、営業所、関係会社で就業することになるが、KONOIKEグループの基本は「現場」にあるということを、常に念頭に置いてほしい。

当社では「ご安全に」が日常の挨拶になっている。創業以来今日まで、事故が起きないように安全活動に取り組んできた。KONOIKEグループでは、社員と協力会社、全員が決められた手順ルールを守り安全に作業をすること、安全で安心して働くことのできる職場環境を整備すること、安全はすべてに優先するということを常に肝に銘じておいてほしい。

当社を取り巻く環境は大きく変化している。言われたことを言われた通りに遂行しているだけでは成長は望めない。外部環境の変化とともに常に変化していくことが重要だ。さもなければ創業134年という長い歴史も、ただ古い体質の企業という見方をされかねない。

最近の若者はコミュニケーション能力がないとよく言われます。能力がないと言われると全人格を否定されたような気になるが、そんなことを気にする必要はまったくない。もし、新入社員諸君の中で、私はコミュニケーションが苦手だと思っている人がいたとしても、これからの社会人生活を送るにつれ自然と身につく。ただ、失敗を恐れず勇気をもって、さまざまなことにチャレンジしてみてほしい、場数を踏みさえすれば、コミュニケーションスキルは自然と身につくものだ。

いい社員とはどのような社員だと考えるか。いい社員とは自分の頭で考え、自分の夢、楽しくワクワクするようなことを仕事につなげていくことができる人材のことだ。

KONOIKEグループの社員が、ワクワクするような大きな夢を持ち、最後まであきらめずに具現化していけばKONOIKEグループは、生き生きした会社になる。夢は実現できると思えば実現し、実現できないと思えば実現しない。幾多の困難にも屈せず、その実現を信じて努力を続ければ夢は叶う。

昨年、東京証券取引所第一部に上場し、新しく生まれ変わろうとしているKONOIKEグループ。吉田松陰の有名な言葉に、「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行し、実行き者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」がある。岡本太郎氏は「いつかなんて、絶対ない。いつかあるものなら今、絶対あるんだ。今ないものは、将来にも絶対にない」と言っている。

新入社員諸君、KONOIKEグループの一員として、何事にも大いに好奇心を持ち、果てしない夢を自由にのびのびと、真っ白なキャンバスに描いてみてほしい。「大いなる好奇心、果てしない夢」を、本日入社した皆さんにお祝いの言葉として送る。ご安全に。