拠点・施設大型トラック向け自動運転システムを開発するロボトラック(東京都港区)は8日、関東-関西間のテスト走行を行うため、京都府の「けいはんな学研都市」に関西側の発着拠点を開設したと発表した。関東-中部間で進めてきた実証を関西まで広げ、関東と関西を結ぶレベル4自動運転トラックの2028年度中の社会実装に向け、長距離テスト走行を本格的に開始する。

▲けいはんな学研都市(出所:ロボトラック)
新拠点は、けいはんな学研都市のうち京都府に属するエリアに設けた。関東-関西間の長距離テスト走行の発着拠点として、走行データの収集・解析を行う。走行エリア拡大時の自動運転システムの安定作動や複雑な交通シーンへの対応を検証するほか、自動運転トラックの発着、トレーラー交換における実運用上の課題を抽出する予定だ。
同社は、新名神高速道路の全線開通を見据え、京都府南部の城陽JCT・ICや八幡京田辺JCT・ICの周辺地域を、物流会社が自動運転トラックの導入を検討する際の有力候補エリアの一つとしている。両エリアからの交通アクセスに優れたけいはんな学研都市を関西側の発着拠点として、テスト走行を行う。
同社は5月、神奈川-愛知間の高速道路本線上で260キロのハンズフリー走行に成功した。26年度は複数のコンソーシアムで国土交通省の「令和8年度 自動運転トラック実装支援事業」に採択されており、関東-関西間への走行範囲拡大を進めている。新拠点は、同事業のプロジェクト推進にも活用する。
けいはんな学研都市は、京都、大阪、奈良の3府県にまたがるサイエンスシティで、正式名称は関西文化学術研究都市。総面積は1万5000ヘクタールで、160を超える研究施設、大学施設、文化施設などが立地している。
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