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2月のアジア米国間コンテナ荷動き、日本海事センター調べ

日本積が11か月ぶりに韓国積み上回る

2014年4月17日 (木)

調査・データ日本海事センターは17日、2月のアジア米国間などのコンテナ荷動きをまとめた。2月の往航荷動き量は101.4万TEUで対前年比9.1%減、復航は52.3万TEUで9.8%減となった。

2月の往航荷動き量は、対前年で9か月ぶりの減少となる9.1%減の101.4万TEU、1月からの累計は0.8%減の227.8万TEU。国・地域別でみると、日本積(6.8%増)、南アジア積(7.3%増)などが増加となったものの、韓国積(3.8%減)、中国積(11.3%減)、ASEAN積(2.9%減)は減少した。品目別では、「家具、家財道具」(寄与度-2.6%)、「繊維、その製品」(-2%)、「一般電気機器」(-1.7%)などが上位10品目の中で減少要因となった。

日本積は、1位(2012年の年計ベース)の「自動車部品」(0.3%減)が前年比10か月連続の減少となったものの、2位の「車両機器、部品」(14.2%増)は3か月連続の増加、3位の「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(4.8%増)が2か月ぶりの増加、4位の「建設機械」(11.7%増)が11か月ぶりの増加となったことなどにより、2か月ぶりの増加となる6.8%増の5.2万TEUとなった。全体に占めるシェアは5.1%。また、日本積は13年3月以来、11か月ぶりに韓国積を上回った。

中国積は、5位の「床材・ブラインドなどのプラスティック製品」(19%増)が8か月連続で10%を超える増加となったものの、1位の「家具、家財道具」(20.1%減)が3か月ぶりの減少、2位の「繊維、その製品」(16.3%減)が7か月ぶりの減少、3位の「一般電気機器」(19.1%減)が11か月ぶりの減少、4位の「おもちゃ」(12.1%減)が3か月ぶりの減少と、上位品目が10%を超える落ち込みとなったことなどにより、10か月ぶりの減少となる11.3%減の65.9万TEUにとどまった。全体に占めるシェアは65%。香港積は2か月連続の減少となる25.1%減の2.8万TEUでシェアは2.7%。中国・香港積の合計は10か月ぶりの減少となる12%減の68.7万TEUで、シェア67.7%。

2月の復航荷動き量は、前年比2か月連続の減少となる9.8%減の52.3万TEU。累計では5.1%減の107.8万TEUとなった。国・地域別は、日本揚(3.6%減)、韓国揚(9.5%減)、台湾揚(14.1%減)、中国揚(8.4%減)、ASEAN揚(7.8%減)、南アジア揚(17.6%減)などが減少。品目別では、「紙、板紙類、その製品」(寄与度-1.8%)、「繊維、その製品」(-1%)、「採油用の種、油脂」(-0.9%)などが上位10品目の中で減少要因となった。

日本揚は、2位の「肉、その調整品」(3%増)が2か月ぶりの増加、3位の「野菜、種苗類」(7.8%増)が13か月ぶりの増加となったものの、1位の「ペットフード、動物用飼料」(23.7%減)が5か月連続で20%を超える減少、5位の「アルコール、飲料、タバコなどの嗜好品」(26.2%減)が3か月連続で10%を超える減少となった。全体では3か月連続の減少となる3.6%減の6.5万TEUで、シェアは12.5%。

中国揚は、2位の「ペットフード、動物用飼料」(58.2%増)が3か月連続で50%を超える増加、3位の「木材、その製品」(10.7%増)が11か月連続の増加となったものの、1位の「紙、板紙類、その製品」(14.2%減)が5か月連続で10%を超える減少、4位の「繊維、その製品」(58.1%減)が3か月連続で30%を超える減少、5位の「金属スクラップ」(20.6%減)が2か月連続で20%を超える減少となったことなどにより、8か月ぶりの減少となる8.4%減の22.9万TEU。シェアは43.9%だった。香港揚は29か月連続の減少となる23.8%減の2.5万TEUでシェア4.8%。中国・香港揚合計は8か月ぶりの減少となる10.2%減の25.5万TEUで、シェア48.7%となった。

■2014年2月の品目別荷動き(上位10品目)
表