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7月のアジア-米国コンテナ荷動き、2か月ぶりに増加

2011年10月13日 (木)

アパレル日本海事センターが13日発表した8月のアジア-米国間のコンテナ輸送動向によると、8月の往航荷動き量は122.1万TEUで、前年同期から3.6%減(前月比9%増)となった。1-8月累計は、前年同期比1.4%増の871.7万TEUとかろうじてプラスを維持した。7月の復航荷動き量は、2か月ぶりに50万TEUを上回るとともに、ベースでも2か月ぶりの増加となる4.8%増(前月比6.2%増)の53万TEU。1-7月の累計では、前年同期比8.1%増の386.5万TEUとなった。

 
往航は、日本積で上位品目の「自動車部品」(10.9%増)、「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(11.6%増)、「車両機器、部品」(25%増)が2桁増となったことなどにより、2か月連続の増加となる8.5%増(前月比9.9%増)の5.7万TEU(全体に占めるシェア4.7%)で、6か月ぶりに韓国積を上回った。「自動車部品」の荷動きは、6月は24.5%減、7月は3.3%減、8月は10.9%増と回復傾向にある。

 

中国積は、「家具、家財道具」(10.5%減)が6か月連続の減少、「繊維、その製品」(6.5%減)が4か月連続の減少、「一般電気機器」(6.8%減)が3か月連続の減少と上位3品目が減少したことなどにより、3か月連続の減少となる5.7%減(前月比8.1%増)の79.3万TEU(全体に占めるシェア64.9%)。また、香港積は、7か月連続の減少となる11%減(前月比16.7%増)の5.3万TEU(4.3%)となった。

 

韓国積は、ウォン安などを背景に好調を持続してきたものの、韓国積の品目で第1位の「一般電気機器」(30.3%減)が3か月連続で大幅に減少したことなどにより、3か月連続の減少となる2.4%減(前月比3.5%増)の5.6万TEU(全体に占めるシェア4.6%)。

 

ASEAN積は、5か月連続の増加となる3.7%増(前月比11.1%増)の15.6万TEU(全体に占めるシェア12.7%)。ベトナム積は、「家具、家財道具」(8.4%増)が5か月連続増加、「履物、附属品」(33%増)が17か月連続増加したことなどにより、23か月連続の増加となる7.7%増(前月比13.8%増)の4.8万TEU(3.9%)となった。

 

南アジア積は、2か月ぶりの減少となる1.8%減(前月比12.1%増)の6.0万TEU(全体に占めるシェア4.9%)。積地別では、インド積は、20か月連続の増加となる4.8%増(前月比8.5%増)の3.6万TEU(3%)。

 

復航は日本揚が、品目第1位の「ペットフード、動物用飼料」(1.8%増)が、5か月ぶりに増加に転じたものの、「アルコール、飲料、タバコなどの嗜好品」(24.1%減)、「砂糖、甘味などの調整食料品」(17.9%減)などが2桁減少となったことで、2か月連続の減少となる2.1%減(前月比5.5%増)の6.7万TEU(全体に占めるシェア12.7%)となった。

 

中国揚は、「ペットフード、動物用飼料」(46.9%減)が6か月連続で伸び率が2桁減少、「繊維、その製品」(64.8%減)が2か月連続で伸び率が2桁減少したものの、「紙、板紙類、その製品」(20.4%増)が7か月連続で伸び率が2桁増加、「非金属、スクラップ」(18.5%増)が2か月連続で伸び率が2桁増加となった結果、2か月ぶりの増加となる8.9%増(前月比14.5%増)の20.9万TEU(全体に占めるシェア39.3%)となった。香港揚も、2か月ぶりの増加となる6.5%増(前月比6.8%増)の3.9万TEU(7.3%)。

 

韓国揚は、韓国揚の品目第1位の「紙、板紙類、その製品」(6%減)が4か月連続で減少したものの、「ペットフード、動物用飼料」(29.1%増)が3か月連続増加、上位品目である「非金属、スクラップ」(13.7%増)などが増加したことにより、2か月ぶりの増加となる13.7%増(前月比4.8%増)の5.7万TEU(全体に占めるシェア10.7%)。

 

ASEAN揚は、5か月ぶりの減少となる4.5%減(前月比5.5%減)の7.5万TEU(全体に占めるシェア14.1%)。南アジア揚は、2か月連続の減少となる1.6%減(前月比2.2%増)の3.5万TEU(全体に占めるシェア6.6%)となった。