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売上上回る最終赤字、債務超過53億円

楽天、債務超過の楽天物流を吸収合併

2014年4月19日 (土)

ロジスティクス楽天は19日、物流子会社の楽天物流(東京都品川区)を7月1日付で吸収合併すると発表した。楽天物流は、直近の決算で売上高を上回る最終赤字を計上し、53億7500万円の債務超過となっていた。合併後、楽天物流は解散する。

楽天は、楽天物流を吸収合併することで、楽天市場など「当社のサービスと一体化した効率的な物流サービスの運営・提供が可能になる」と説明している。

しかし、楽天物流は売上高64億1900万円(2013年12月期)に対して営業損失38億6800万円、最終損失65億9800万円と大幅な赤字を計上しており、累計でも53億7500万円の債務超過に陥っていることから、物流会社として単独で立ち行かない状態となっていたことを考慮したと見られる。

楽天物流は、楽天ブックスやケンコーコム、楽天24といった楽天グループのEC物流を担うとともに、楽天市場に出店する店舗に対し、商品の入出荷、保管・在庫管理、梱包、配送、カスタマーサービス、ギフト対応や返品対応を含む「バリューアデッドサービス(VAS)による総合フルフィルメント&ロジスティクス・サービス」として「楽天スーパーロジ」を提供している。