ロジスティクス関通は19日、物流・ITオートメーション事業の生産性向上を目的に、Kiva(東京都中央区)が提供するワークフロー型AIエージェント「SamuraiAI」を導入したと発表した。従来のRPAでは対応が難しかった業務を含め、自律的に業務フローを実行するAI(人工知能)を活用し、物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を一段進める狙いだ。

(出所:関通)
関通は年間1500万個超の出荷実績を持ち、EC(電子商取引)や小売、製造業向けに物流アウトソーシングや物流システムを提供してきた。これまでも庫内オペレーションの効率化やIT活用を進めてきたが、人手不足や業務の高度化を背景に、定型業務を超えた柔軟な自動化が課題となっていた。今回導入したSamuraiAIは、自然言語で指示を与えるだけで、ブラウザ操作やツール連携を含む一連の業務をAIが判断し、自律的に実行する点が特徴とされる。
同社では、ウェブフォーム入力や社内外システムへの登録作業、メール送信を含む定例業務などを中心に活用を進める。名刺情報の登録やCRM入力といった事務作業をAIに任せることで、現場担当者がより付加価値の高い業務に注力できる体制づくりを目指す。プログラミング不要で現場主導のワークフロー構築が可能な点も、物流現場での改善サイクルを加速させる要素となりそうだ。
SamuraiAIは、あらかじめ詳細なシナリオを組む必要がある従来型RPAとは異なり、業務全体を理解したうえで実行する「働くAI」を掲げる。調査や資料作成といった単発業務にとどまらず、複数工程にまたがる業務プロセスを一貫して自動化できるとしており、物流とITの両面を事業領域とする関通にとって適合度は高い。
物流業界では、庫内作業の自動化が進む一方、管理・事務系業務の効率化は個社対応に委ねられてきた。関通の取り組みは、AIエージェントを業務オペレーションの一部として組み込み、間接業務の生産性向上を図る動きとして注目される。今後、実運用の中でどこまで業務削減効果を積み上げられるかが焦点となりそうだ。
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