財務・人事杉村倉庫が25日に発表した前3月期決算は、保管料収入の増加や配送、移転業務が堅調に推移したことで増収増益となった。
倉庫業は米、ワイン原料、オートバイなどの取扱いが増加し、保管料収入が増加。機械類、消耗品、食料品などの取扱いも増え、荷役・荷捌料収入、運送手配料収入の増加につなげた。
この結果、倉庫業の外部顧客に対する売上高は50億8500万円となり、前年度に比べて2億4900万円(5.1%)の増収となった。コスト面では、荷捌費や運送費、人件費、租税公課などの営業原価が増加したものの、前年度に比べて1700万円(48.4%)改善し、1900万円の部門損失となった。
運送業はリネンサプライの配送業務などの取扱いが増加し、オフィスの移転業務も堅調に推移。外部顧客に対する売上高は34億8300万円で2.3%の増収となった。
一部の低採算業務の見直しを図ったことで運送費、荷捌費、人件費などが減少し、部門利益は2億4700万円で51%の増益となった。
[杉村倉庫]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 9,857 | 9,366 | 5.2% |
営業利益 | 944 | 774 | 22.0% |
経常利益 | 864 | 706 | 22.4% |
当期純利益 | 412 | 332 | 24.1% |