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UDトラックス、大型トラック「クオン」を刷新

2014年5月9日 (金)

サービス・商品UDトラックス、大型トラック「クオン」を刷新UDトラックスは8日、フラグシップ大型トラック「クオン」をリニューアルすると発表した。新生クオンは生産性の向上を図りながらトラックの燃費性能、稼働率、安全性、操作性の向上を追求。

業界唯一の標準装備となっている「UDインフォメーションサービス」の1機能となっている遠隔故障診断では、車両から発信される故障警報を整備拠点で検知。故障対応アドバイスや、最も近い整備工場への入庫誘導を行う。

故障内容を遠隔で把握することで、荷物の積み替えなどに必要な代替車両の事前手配、交換部品の事前準備など車両の稼働停止時間を低減する。

シャーシでの部品の見直しにより、ウイングボディ搭載の4軸車モデルで、現行モデル比最大200キロの積載量増加を実現。12段電子制御式トランスミッション「ESCOT-Ⅴ」(エスコット-ファイブ)を搭載し、高度な自動変速制御によって最適なタイミングでギアチェンジを行う。

また、従来から搭載されているトラフィック・アイブレーキ(TEB)の機能の1つ「衝突被害軽減システム」を、2014年の新保安基準に適合したAEBS(先進緊急ブレーキシステム)へと進化。ドライバーに対して前方車両への接近を警報し、自動減速により衝突を回避または被害を軽減する。

また、走行車線から逸脱した場合にドライバーへ注意を促すLDWS(車線逸脱警報装置)をオプション装備で追加することも可能。さらに、包括的なアフターサービスを提供する「UDエクストラマイルサポート」で、部品供給体制を完備。顧客のトラックのコンディションを保てるよう、サポート体制を整えている。

同社では「燃料高、トラックドライバー不足・高齢化、労働時間の厳格化など、日本の輸送業界が直面する課題に対応。トラック保有にかかる総費用の低減を支援することにより、輸送会社の経営効率化に貢献する」としている。