日本郵船社長、中国湖南省・華菱鋼鉄首脳と会談

ロジスティクス日本郵船は21日、中国・湖南省の陳肇雄副省長と湖南華菱鋼鉄集団 の李シャオウェイ董事長が15日に同社を訪問し、工藤泰三社長、宝納英紀専務、小笠原和夫経営委員らと会談したことを発表した。

会談では、工藤社長が、昨年初めて締結した華菱鋼鉄との鉄鉱石輸送契約に感謝の意を表し、「更なる関係強化」を要請。これに対して華菱鋼鉄の李董事長が「湖南省の発展とともに期待される両社の更なる発展に向け、今後も長期にわたって関係を強化していきたい」と述べた。

また、陳副省長からは「湖南省は中国内陸部で急速に発展している省のひとつであり、資源の海上輸送以外にも内陸部の陸上輸送に対するニーズが高い。華菱鋼鉄向けの鉄鉱石輸送だけではなく、幅広い輸送面での協力を期待したい」と、日本郵船グループへの期待を表明した。

湖南華菱鋼鉄集団は政府主導で湖南省にある3鉄鋼会社が合併して設立。09年度の粗鋼生産量は1181万トンで中国国内10位。