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日本郵船、宝山鋼鉄向け宝山鉱石船が竣工

2010年10月28日 (木)

ロジスティクス25万重量トン型鉱石船「BAO FU」(宝富)日本郵船は27日、名村造船所で建造していた25万重量トン型鉱石船「宝富」が竣工したと発表した。

 

宝富は、大型鉱石船の中では新船型となる25万重量トン型の通称「WOZMAX」の第1船で、喫水制限のある西豪州の港に入港できる最大船型となる。最近の鉄鉱石の需要増に対応するため、名村造船所と共同で実地調査を行うなど、日本郵船では新船型の開発に協力してきた。

 

26日に名村造船所伊万里事業所で行われた命名・竣工式には、中国・宝山鋼鉄から李輝・原料調達センター物流運行部総経理、日本郵船の小笠原和夫経営委員らが参列し多くの関係者に見守られる中で竣工した。

 

今後20年間にわたり宝山鋼鉄向け鉄鉱石輸送に従事し、主に豪州から年間約250万トンを輸送する。今回は、同社が宝山鋼鉄と締結している長期契約全5系列のうちの5系列目となる。

 

■宝富の概要
全長:330.0メートル
全幅:57.0メートル
計画満載喫水:18.00メートル
総トン数:13万2537トン
載貨重量トン数:25万877トン
造船所:名村造船所