CRE、久喜市に大型物流施設を開発、16年夏竣工

拠点・施設シーアールイ―（CRE、1日付で公共シィー・アール・イーから商号変更）は10日、埼玉県久喜市で大型物流施設「ロジスクエア久喜」の開発プロジェクトを始動した、と発表した。2015年春に着工し、16年夏の竣工を目指す。

ロジスクエア久喜は、2万平方メートル超の敷地に地上4階建て、計画延床面積4万3000平方メートル超の大型物流施設として開発する計画で、3階部分に大型車両が直接乗り入れ可能なスロープを設け、1階と3階に40フィートコンテナトレーラーが接車できるトラックバースを備える。基本スペックとして、各階の有効高さは6メートル（一部5メートル）、倉庫部分の床荷重は1平方メートル当たり1.5トンとする。

早期に施設への入居が決まった場合には、テナント企業の個別ニーズに柔軟に対応する考えで、オーダーに応じた設計によりTAPA認証取得やHPR基準といった基準、温度・湿度管理設備などの要望を採り入れることが可能。

また、入居テナントのBCP対応へのサポート、環境や省エネルギーに配慮した施設計画によってCASBEE埼玉Aランクを取得することにしている。

ロジスクエア久喜の開発計画は、13年6月竣工の「ロジスクエア草加」、ことし1月竣工の「ロジスクエア八潮」、4月に開発着手した「ロジスクエア日高」に続く、同社にとって4件目の物流施設開発案件となる。

開発予定地は東北自動車道久喜ICから2.6キロ、圏央道白岡菖蒲ICから2.8キロと高速道路網へのアクセスに優れ、久喜菖蒲工業団地内の工業専用地域に立地するため、周辺は倉庫・工場が多く24時間稼働が可能。

また、圏央道桶川北本IC-白岡菖蒲IC間の開通により、東名高速道路・中央自動車道・関越自動車道・東北自動車道が圏央道によって結ばれ、広域ネットワークの形成が期待されることから、国内物流の戦略的拠点としてポテンシャルの向上が見込まれる。

■開発プロジェクトの概要
施設名称：ロジスクエア久喜
所在地：埼玉県久喜市河原井町（久喜菖蒲工業団地内）
敷地面積：2万200平方メートル（6100坪）
用途地域：工業専用地域
主要用途：倉庫（倉庫業を営む倉庫）
建物構造：構造未定地上4階建て
延ベ面積：4万3800平方メートル（1万3200坪）
着工：2015年春
竣工：2016年夏