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負債2億6600万円、帝国データバンク調べ

福井地裁敦賀支部、関西急行の破産手続開始を決定

2014年6月16日 (月)

M&A帝国データバンク(TDB)は16日、関西急行(福井県敦賀市)が2日に福井地裁敦賀支部へ自己破産を申請し、6日に同地裁から破産開始決定を受けたと発表した。申請代理人は、割出雄一弁護士(石川県金沢市)。破産管財人は、高辻俊一弁護士(福井県敦賀市)。

同社は1990年2月に設立された一般貨物自動車運送業者で、北海道から関西市場向けに送られる乳製品や農産物など飲食料品を敦賀港から関西圏、中京圏、関東圏へ輸送していた。堅調な受注を背景に地元業者からの案件も獲得し、ピークとなる11年3月期には売上高6億7300万円を計上した。

その後も堅調な推移を示していたが、14年3月期に入って以降に主力顧客の1社からの入金が滞るようになり、事態が急変。業容の拡大とともに車両購入を目的として有利子負債が増加した直後で、つなぎ資金の手当てに奔走することとなった。3月5日には大型不良債権が発生することとなり、これを受けて3月7日に事業を停止、その後の動向が注目されていた。負債は、債権者41人に対して2億6600万円。