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負債総額3億1600万円

鈴木紙工などの破産手続き開始を決定、TDB調べ

2014年3月28日 (金)

M&A帝国データバンク(TDB)は28日、鈴木紙工(神奈川県足柄上郡大井町)と、関係会社のさかえ(同所)、帝国物産(同所)は今月5日に横浜地裁小田原支部より破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は、船津大介弁護士(神奈川県平塚市)。債権届け出期間は4月7日までで、財産状況報告集会期日は6月23日午前10時。

鈴木紙工は、1965年1月創業、75年9月法人改組。包装用資材、紙製品、包装用機器の卸業者。小田原市内、周辺の食品卸業者、土産店・物産店などを対象に営業を展開し、95年9月期には売上高2億4500万円を計上していた。

しかし、同業者との競合や得意先からの値引き要請などによって、業績は年々低下し近年の売上高は1億円規模にまで縮小。その後も、受注減少に歯止めが掛からず、度重なる損失計上から資金繰りはひっ迫。新たな資金調達余力もなく、先行きの見通しが立たなくなったことから事業継続を断念し、関係会社のさかえ、帝国物産とともに14年1月21日に事業を停止していた。

負債は、鈴木紙工が債権者60人に対し1億7000万円、さかえが債権者20人に対し1億3000万円、帝國物産が債権者40人に対し1600万円、3社合計で3億1600万円。