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負債額2億6000万円、TDB調べ

福岡地裁、キョーエイ運輸の破産手続き開始を決定

2014年7月1日 (火)

M&A帝国データバンクは1日、キョーエイ運輸(福岡県太宰府市)が6月30日に福岡地裁から破産手続き開始決定を受けた、と発表した。

同社は1971年6月に設立した貨物自動車運送業者で、96年4月に須恵共栄運輸から現商号へ変更した。鉄鋼材などの建設資材を主体に、コンテナ、一般雑貨などの運送も手掛け、2001年3月期には売上高2億5000万円を計上した。

しかし、その後は建設不況のあおりで取り扱い貨物量が減少し、11年3月期の売上高は1億4000万円にダウン。収益も低迷していたうえ、関係会社の高千穂運送(福岡県太宰府市、11年7月解散)の債務を引き継いだこともあって資金繰りがひっ迫していた。

近年は建設需要の増加を背景に売り上げを盛り返していたものの、燃料費高騰に伴う採算悪化が響き、3月31日に事業を停止して自己破産申請の準備に入っていた。

負債は債権者21人に対し2億6000万円。破産管財人は太田和夫弁護士(福岡市中央区)。