ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

地震、緊急物資対応まとめ[12日13時30分時点]

2011年3月12日 (土)

話題東北地方太平洋地震の発生を受けて、国土交通省が12日早朝時点でまとめた緊急物資の輸送状況によると、全日本トラック協会を経由して日本通運が11日午後5時に対策本部を設置し、緊急物資輸送に従事しているほか、東京都トラック協会が東京都の要請で帰宅難民対応に当たっている。

 

全ト協の要請を受けた日通の緊急物資輸送対応状況は、12日午前9時に山崎製パン広島工場から宮城県まで4トン車1台、10時に同福岡工場から宮城県まで4トン車1台を出動させた模様。また、岡山工場から4トン車1台、大阪第一工場から4トン車と10トン車を各1台、京都工場から10トン車1台、安城工場から10トン車2台、大阪第二工場から10トン車1台、阪南工場から10トン車1台、名古屋工場から4トン車1台――の合わせて11台を宮城県に向けて派遣するよう、山崎製パンと調整している。

 

このほか、鍋、プロパンガス、飲料水、A重油、毛布、カイロ、ラジオ、ストーブ、懐中電灯、ろうそく、軍手、長靴、おむつゴミ袋棺桶ドライアイス発電機などの輸送要請が首相官邸から出されているとみられる。

 

東京都トラック協会では、12日午前2時58分、との要請で帰宅難民のための毛布などを葛西-代々木間で5台程度を派遣して輸送。茨城県からの要請で備蓄基地からの輸送依頼と、甲府市から水戸市へ1台の輸送依頼があったものの「詳細は不明」となっている。

 

被災地の自治体と地方トラック協会の間では現在、緊急輸送に関する調整が行われているが、新潟県トラック協会が地震対策本部を立ち上げ、緊急輸送の要請に対応できる体制を完了。千葉県トラック協会では、五井コンビナート火災に対する消火用特殊消化器の緊急輸送を、千葉県からの要請で対応している。宮城県トラック協会は、仙台市からの要請で届いた緊急物資の配送依頼を受けて「手配中」。