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▲フィリップス・ヘルスケア・コーポレーションケニアオフィスの外観（出所：丸紅）
国際丸紅は19日、アフリカでの大手医薬品販売会社フィリップス・ヘルスケア・コーポレーション（オランダ）に出資し、8月4日付で持分法適用会社としたと発表した。これにより、同社の医薬品販売事業プラットフォームはアジア・中国、中東に加えアフリカにも広がり、計26の国・地域で展開する体制を整えた。
アフリカでは薬事規制や価格制度が国ごとに異なり、輸入から流通、安全性監視までを一貫して担える事業者は限られる。丸紅は、フィリップスの実績に自社の知見やネットワークを組み合わせ、日本企業の医薬品導入を推進している。すでに契約締結も進んでおり、現地ニーズに即した製品展開を強化する。
丸紅は2018年に中国で卸売事業に参入し、22年には中東8か国で展開するルナタス（UAE）に出資、25年8月には住友ファーマのアジア事業を承継するなど、地域横断的な販売基盤を構築してきた。今回のアフリカ進出もその一環であり、医薬品アクセス改善や医療インフラ格差の是正を目指す。
▲丸紅の医薬品販売事業プラットフォーム（出所：丸紅）
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