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チューリッヒ、国内親会社の損失補償する保険発売

2014年6月27日 (金)

産業・一般チューリッヒ保険会社(東京都中野区)は27日、海外子会社の事故によって製品供給が停止した場合に国内親会社の利益損失を包括的に補償する利益保険を「グローバル利益保険プログラム」として発売した。

自動車部品メーカーや電気部品メーカーなどの製造業を中心に海外子会社の製造比率が増加しているが、海外子会社でそれぞれ独自に保険加入していても、海外子会社の事故によって日本への製品・部品供給がストップした場合、国内の親会社やほかの海外子会社の利益損失をカバーすることができないケースが大半だった。

そこで、チューリッヒは企業がグループ全体で安定した利益の確保を図るための包括的なソリューションとして「グローバル利益保険プログラム」を提供することにした。これまでは個別対応で海外子会社を補償する利益保険を取扱っていたが、「グローバル水準の利益保険への需要が高まってきた」ことから、一般商品化を決めた。

海外の原材料・部品供給業者を構外利益の補償対象先とすることで、外部業者の事故による供給停止に伴う利益損失への補償も対応可能となる。