ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

GLP、阪神間臨海部で大規模物流施設を起工

2014年7月2日 (水)

拠点・施設GLP、阪神間臨海部で大規模物流施設を起工グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は2日、兵庫県西宮市で先進的な大規模物流施設「GLP鳴尾浜」の起工式を行ったと発表した。

GLP鳴尾浜は、兵庫県西宮市の臨海産業団地の一画に建設され、総延床面積11万平方メートルの5階建てマルチテナント型先進的物流施設となる。

GLPが関西で所有・運営する物流施設としては21棟目で、同社の帖佐義之社長は「サプライチェーンの再構築による大型施設への借り替え需要にEコマースの伸長も加わり、このエリアのマルチテナント型大型物流施設の空室率は実質0%になっている」と述べ、今後も関西の物流施設需要が活発さを維持するとの見方を示した。

GLPの帖佐社長による鍬入れGLP鳴尾浜は神戸と大阪の間に立地し、阪神高速道路5号湾岸線鳴尾浜ICから1キロ以内と物流に適したロケーションで開発。阪神甲子園駅・JR甲子園駅から定期バスの運行があり、周辺には武庫川団地が広がっていることから、パートタイム従業員の募集にも適している。

施設は4万8000平方メートルの敷地に地上5階建て、延床面積11万平方メートルの規模で建設され、各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を備え、10トン車で合わせて156台、4トン車で合わせて222台のトラックバース、450台の乗用車駐車場、16台のトラック待機場を設置。1フロア面積最大1万9500平方メートルの大規模な倉庫スペースを持つ、汎用性の高い物流施設となる。

また、同社が特許を取得している「GLPパイルキャップ免震工法」による免震構造やバックアップ電源、地下水供給設備など、有事の事業継続性を確保する設備を採用する計画。全館LED照明とするほか、プレキャストコンクリートを採用するなど、環境に配慮した最先端の技術を駆使し、ライフサイクルCO2の大幅削減を図る。5階の共用スペースには、売店や本格厨房を備えたカフェテリアを設置し、快適な就労環境も整備する。

GLP鳴尾浜は、GLPとCPPIB(カナダの公的年金運用機関)が2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による、国内5件目の開発物件。GLPは関西圏で現在、20件の物流施設を運営しており、15年1月には「GLP神戸西」が竣工する。

GLP鳴尾浜の概要

所在地:兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目20
敷地面積:4万8000平方メートル
延床面積:11万平方メートル
賃貸可能面積:9万2000平方メートル
着工:2014年8月
竣工:2015年8月