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一藤運送(長崎)、自己破産申請を準備、TDB調べ

2014年7月4日 (金)

M&A帝国データバンクは4日、一藤運送(長崎県諫早市)が1日に事業停止し、事後処理を川島陽介弁護士(長崎県長崎市)に一任、自己破産申請の準備に入ったと発表した。

同社は、1995年7月に設立された一般貨物自動車運送業者で、96年4月に現代表の吉田光男氏が買収。主に三菱重工業の下請業者を対象に、鉄骨や鉄鋼製品、機械などを運搬し、配送エリアも九州から東北地区まで広範囲に展開。09年3月期には売上高1億4700万円を計上していた。

しかし、長引く景気低迷による需要の減少で売り上げは落ち込み、燃料価格の上昇による収益性の低下で業況は悪化。14年3月期の売上高は1億1500万円にまで落ち込み、資金繰りも苦しくなって業績回復の見通しが立たず、事業存続は困難と判断、今回の事態となった。

帝国データバンクでは「負債は1億円が見込まれるが、変動する可能性もある」としている。