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負債額は1億円の見込み

トーグラサービス(埼玉)が自己破産申請を準備

2014年7月25日 (金)

M&A帝国データバンクは25日、トーグラサービス(埼玉県所沢市)が7日までに事業を停止し、事後処理を中村洸士弁護士(東京都港区)に一任、自己破産申請の準備に入っていたことが判明したと発表した。

同社は1983年4月設立の梱包業者で、販促品や印刷物の梱包作業を手掛け、包装、箱詰め、仕分け梱包のほか、商品保管や発送代行なども行っていた。小規模ながら業歴は長く、86年4月にそれまでの東京都練馬区内から所沢市内に移転。06年の10月から現在の拠点で営業を開始し、08年3月期には売上高1億8700万円を計上していた。

その後、業況は低迷に転じ、売り上げの減少に加え得意先からの単価値下げ圧力が強く収益性も悪化。13年3月期は売上高が1億1500万円にまでダウン、利益もわずかな水準にとどまっていた。資金繰りが悪化する中、金融機関からの資金調達も限界に達し、事業の継続が困難になった。

帝国データバンクでは、「負債は1億円が見込まれる」としている。