ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

負債2億1000万円、TDB調べ

大田産業(滋賀)が事業停止、自己破産申請を準備

2014年3月13日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)によると、大田産業(滋賀県栗東市)は2月28日付けで事業を停止し、事後処理を阪口大視弁護士(滋賀県草津市)に一任、自己破産申請の準備に入った。

同社は、1980年頃創業、92年11月に設立した一般貨物自動車運送業者。主体となる下請受注は、主に自動車部品や紙類の運搬で、ほかにプラスチック原料の運搬も同業者筋や民間業者から直接受注していた。08年9月期は売上高1億9200万円を計上したが、同業他社との競合に伴う単価低下要請が厳しく、燃料費の上昇分を価格転嫁できず、単価面で利幅の圧迫を余儀なくされていた。徐々に資金繰りが悪化する中、13年9月期の売上高は1億円にまで低下し、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念、今回の事態となった。

負債は金融債務を主体に2億1000万円。