名鉄運輸、輸送網寸断、「一般道の詳細つかめず」

話題名鉄運輸は14日午後1時、同社の輸送網が東北・北関東地区を中心に寸断された状態にあると発表した。同社では、地震対策本部を設置して現状把握と輸送網の早期復旧に取り組んでいる。

同日午後1時時点の荷受け停止エリアは、北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、千葉県の1道8県で、これらの地域では集配業務も中止している。

また、東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県、群馬県、山梨県の配送も、交通渋滞により配達の遅延が発生していることから、この地域あての配達日指定、時間指定貨物の引受けを停止。また、「計画停電の影響や燃料補給の不確実などでさらに配達遅延の拡大が予想される」としている。

トラック輸送では、関東以東の高速道路で通行止区間や緊急交通道路に指定されて緊急車両以外の通行ができない区間があるが、「一般道については詳細がつかめていない」という。

また、JRコンテナ輸送は、東北・関東各地でJRコンテナが運転を中止しており、線路点検が不可能な状況にあるため、「復旧のめどが立っていない」としている。