財務・人事トランコムが28日に発表した4-6月期決算は、売上高が9.9%増加(前年同期比)したものの、ロジスティクスマネジメント事業で3割近い減益となったことが響き、全体の営業利益が6.1%減少した。
ロジスティクスマネジメント事業は期中に一部の拠点で業務を廃止し、消費税増税後の反動減による減収要因もあったが、4月に稼働した大型案件が大きく寄与して8.2%の増収を確保。しかし、この案件の立ち上げ費用、消費税増税後の反動減による減収効果があったほか、一部の拠点で運営効率の悪化が改善されなかったことから、28.2%の減益となった。
同事業では、新規受託案件の安定稼働と人材不足・車両不足に伴うコストアップが見込まれることに対応し、全体統制を図りながら「網羅的に交渉できる体制」を構築・推進した。物流情報サービス事業は10.2%の増益。
[トランコム]2014年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第1四半期 | 2014年3月期第1四半期 | 増減 | |
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売上高 | 26,632 | 24,241 | 9.9% |
営業利益 | 1,005 | 1,070 | -6.1% |
経常利益 | 986 | 1,047 | -5.9% |
当期純利益 | 559 | 577 | -3.0% |