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15年3月期第1四半期決算

センコー、燃料・外注コスト増え営業利益12.4%減

2014年7月31日 (木)

財務・人事センコーが7月31日に発表した4-6月期決算は、売上高が19.3%増加(前年同期比)したものの、営業利益は12.4%減の23億8900万円となった。燃料価格や外注費の高騰によるコストアップなどがあったほか、商事・貿易事業で為替変動による影響を受けた。

5月にホームセンター向け物流の拡大に対応するため田原本物流センター(奈良県磯城郡)に新倉庫を増設し、6月には京滋地区での事業拡大を図るため、守山PDセンター3号倉庫(滋賀県守山市)を稼働させた。

さらに現在、東北、関東、中部地区に新たな物流センターを建設、海外でもタイのレムチャバン港で輸出入貨物を取り扱う物流センターの建設を開始するなど、国内外で物流センター事業の強化に取り組んでいる。

また、5月に大手飲料メーカーから九州エリアの物流業務を受託。6月には、北海道で農産物の選別、梱包、出荷、輸送などを行っている三協物流荷役、三協ロジスティクスの株式を取得した。2社の持つ農産物取扱のノウハウと自社の物流ネットワークを組み合わせ、農業関連の新たな物流サービスを提供する方針。

物流センターの機能強化を図るため、関東、中部、関西、九州の都市圏で小口貨物の配送ネットワーク構築に取り組んでいるほか、生産体制の強化として「人材確保育成プロジェクト」を4月に設置し、自社勢力の増強と人材の育成、物流品質の向上に注力している。

[センコー]2015年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期第1四半期2014年3月期第1四半期増減
売上高89,12574,71019.3%
営業利益2,3892,727-12.4%
経常利益2,3202,571-9.8%
当期純利益1,4081,619-13.0%