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【決算】センコー、震災特損10億、0.8%の営業減益に

2011年5月16日 (月)
2011年3月期連結(単位:百万円)
 2011年3月期2010年3月期増減率
売上高241,046227,6925.9%
営業利益6,0996,150-0.8%
経常利益6,3756,2322.3%
当期純利益2,2612,946-23.2%

ロジスティクス国内では4月に「福井PDセンター」(福井県)、7月に「金沢PDセンター」(石川県)を新設した。9月には関西地区での保管・配送能力を拡充するため「舞洲PDセンター」(大阪府)を新設、3月には首都圏物流サービスの強化を図るため「新戸田PDセンター」(埼玉県)を開設した。また、10月には千葉県野田市に「野田第1PDセンター」(仮称)、「野田第2PDセンター」(仮称)の建設を開始し、北関東エリアの拠点拡充へ着手した。

 

海外では、カザフスタンで新たに物流事業を開始するための現地合弁会社「センコー・ランカスターシルクロードロジスティクスLLP」を5月に、中国では日中一貫ファッション物流拡大のための現地合弁会社「青島雪興国際物流有限公司」を6月に設立した。また、12月には中国で「青島アパレル物流センター」を、1月には「大連第2物流センター」を開設した。

 

この結果、新規顧客の開拓を積極的に行ったこと、大型設備投資が売上に寄与したこと、前期にM&Aでグループ会社となった丸藤などの売上も寄与し、5.9%の増収となった。一方、利益面は、東日本大震災で東北・関東地域の事業活動が影響を受けたことなどにより、連結営業利益は0.8%の減益となった。また、東北地域の物流センターなどを修繕するための費用などを特別損失として10億3000万円計上したため、最終利益は23.2%の減益となった。

 

今期は連結売上高2550億円、営業利益66億円、経常利益65億円、純利益31億円を見込む。