ECスクロールは(浜松市中区)は同社の物流拠点「スクロールロジスティクスセンター浜松西」の敷地内に新たな物流センターを建設し、2015年3月から稼働を開始する。
新センターの建設により、子会社で通販物流を手掛けるスクロール360は、化粧品、サプリメントを取り扱うEC・通信販売事業者向けの物流受託事業で物流品質、生産効率の向上につなげる。
新施設は、衛生管理・セキュリティ管理、化粧品・サプリメント商材専用オペレーション、出荷処理能力向上を設計のテーマに据え、商材の流通に適した倉庫内オペレーションで設計。
最新の物流装置の導入と倉庫内管理システム(WMS)の刷新によって、正確性・リードタイム・商品品質維持・衛生管理・セキュリティ管理で高い物流品質の提供を実現し、出荷処理能力を30%向上させる。
集中コントロールセンターとして、リアルタイムの作業進捗管理を行い、クライアントへの迅速な情報共有と最適な要員配置を行うための管制室を設置。これらの商材のサプライチェーンで必要とされる「化粧品製造(包装・表示・保管)」「医薬部外品製造(包装・表示・保管)」を行う施設を備え、化粧品、サプリメント商材に特化した付加価値の提供を行う。
物流センターの新設は、スクロールがソリューション事業の売上高100億円を達成するために取り組むロジスティクス戦略の一環で、今後はセンター内を管理するシステムの刷新を行い、物流コストの最適化など先進的なサービス提供を行う。