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村田製作所、米国の半導体RF部品メーカーを買収

2014年8月25日 (月)

荷主村田製作所は23日、米国子会社のムラタ・エレクトロニクス・ノースアメリカ社(MEA、ジョージア州スマーナ)がペレグリン・セミコンダクター(カリフォルニア州サンディエゴ)の買収手続きを開始すると発表した。

ペレグリンは、携帯電話やスマートフォンなどの通信機器端末、無線通信基地局、衛星通信用途向けにRFスイッチなど半導体RF部品を提供する企業で、村田製作所のRFフロントエンドモジュールの主要サプライヤーの1社。

今回の買収により、村田製作所はRF部品用の半導体プロセス開発、半導体設計、回路設計、モジュール設計まで一貫した開発体制を確立する。

買収はMEAが100%出資の買収用子会社を新設し、ペレグリンと買収用子会社を合併させる手法で行う。合併と同時に、買収用子会社の株式が存続会社となるペレグリンの株式となり、ペレグリンはMEAの完全子会社となる。

買収額は既存保有株式を合わせて総額4億7100万ドル(490億円、既存保有分以外は4億6500万ドル)で、12月までに買収を完了する計画。