荷主ジェイテクトは2月27日、欧州向け自動車部品事業を担う連結子会社7社を、ドイツ・ミュンヘンに本社を置く投資会社デュバッグ・インベストメント・アドバイザリーが助言するファンドLEO III.-VV25-Aに譲渡する方向で基本合意したと発表した。第二期中期経営計画で掲げるグローバル体制再構築の一環で、欧州事業の整理・統合を通じて収益体質の改善を図る狙いだ。
譲渡対象は、欧州事業統括会社のジェイテクト・ヨーロッパ(フランス)をはじめ、フランス、チェコ、モロッコ、ベルギー、米国に展開するステアリングシステムや駆動部品事業など7社。欧州を中心とする自動車市場の環境変化を背景に、これらの事業は近年赤字が続いており、ジェイテクト・ヨーロッパの営業利益は2023年度に9070万ユーロの赤字、2024年度も赤字が残った。チェコやモロッコ拠点でも利益の安定化には至っていない。
同社は中計で地域別に最適な事業ポートフォリオへの転換を進めており、欧州では不採算事業の切り離しによる構造改革を優先する。今回の基本合意はプットオプション契約の形をとり、一定条件の下で譲渡を確約する内容となる。フランス法に基づく従業員代表機関との協議を経た上で、26年8月末をめどに株式譲渡契約の締結を目指す。
一方、技術開発機能の一部は譲渡対象外とし、ジェイテクトが新設子会社に移管する予定で、欧州における技術基盤を完全に失うわけではない。グローバルでの事業選択と集中を進めつつ、顧客ニーズに応じたソリューション提供を継続する構えだ。
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