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上組、日本ポート産業完全子会社化で低温領域強化

2026年2月27日 (金)

M&A上組は2月27日、連結子会社の日本ポート産業(神戸市東灘区)の株式を追加取得し、完全子会社化したと発表した。上組はこれまで同社株式の70%を保有していたが、ウェルネオシュガーと雪印メグミルクが保有する残る30%を取得した。国内基盤事業の強靭化を掲げる中期経営計画2030の重点施策に沿い、温度管理物流の競争力を高める狙いだ。

日本ポート産業は、冷凍・冷蔵の温度帯における保管・運送に強みを持ち、冷凍冷蔵倉庫業や貨物利用運送事業を展開する。港湾に近い立地を生かした保管・輸配送機能を有する。食品を中心に安定供給が求められる分野で実績を積んできた。

上組は完全子会社化により、意思決定の迅速化とグループ内連携の深化を図る。既存の港湾荷役や倉庫、輸送機能と、日本ポート産業のコールドチェーンを一体的に運用することで、付加価値の高い物流サービスの提供を進める考えだ。冷凍・冷蔵物流は需要変動や品質管理への対応が厳しく、設備投資や運営ノウハウの集約が競争力を左右する分野でもある。

国内では食品流通の高度化や温度管理ニーズの拡大を背景に、コールドチェーンの再編が進む。上組は今回の完全子会社化を通じ、神戸港を起点とする冷凍・冷蔵物流の基盤を強化し、国内基盤事業のシェア拡大につなげる。

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