国際DPワールド(UAE)は2月26日、ブラジルでパルプ・紙大手のスザーノ向けに、倉庫や生産ライン補給を担う5年契約を獲得したと発表した。エスピリトサント州カショエイロ・ジ・イタペミリムの消費財・ティシュ部門工場に隣接する5000平方メートルの施設を運営し、2月に稼働を開始した。
新拠点では、入荷、在庫管理、生産ラインへの補充、完成品の出荷までを一体で担う。日量の取扱能力は入荷152トン、出荷128トンで、1万9000梱の生産を支える。トイレットペーパーやナプキン、ペーパータオルなどを、リオデジャネイロ州、サンパウロ州、ミナスジェライス州、中西部地域の主要市場へ供給する。

(出所:DPワールド)
両社はすでに、ブラジル最大のパルプ輸出拠点であるサントス港で協業関係にある。DPワールドは同港で年500万トン規模に対応する最新鋭のパルプ輸出倉庫を運営しており、港湾オペレーションと内陸物流を連結した一貫体制を構築してきた。今回の契約は、その関係を内陸側へ拡張する位置付けだ。
サントス港のコンテナターミナルも拡大が続く。2025年の取扱量は130万TEUと過去最高を更新した。DPワールドは総額16億レアルを投じ、26年末までに能力を170万TEUへ引き上げ、次段階で210万TEUまでの拡張を見込む。
同社はこの2年で、サンパウロ州カジャマールにマルチテナント倉庫を開設し、主要工業都市でフォワーディング拠点を拡充。IATA(国際航空運送協会)認証も取得し、空輸を含むエンドツーエンドの物流網を強化している。現在、ブラジル国内のコントラクトロジスティクス能力は10万平方メートルに達した。
港湾、倉庫、内陸配送を束ねる統合型モデルの深化により、DPワールドはブラジルの供給網の機動性と耐性を高め、中南米の主要ゲートウエーとしての地位を一段と固める考えだ。
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