商船三井、ノルウェー企業と合弁でシャトルタンカー事業に参画

ロジスティクス商船三井は3日、ノルウェーのヴィーケンシッピング社（ベルゲン）と折半出資の合弁会社を設立し、シャトルタンカー事業に参画することに合意した、と発表した。合弁会社の社名は「ヴィーケンMOL」とし、同国ベルゲンを拠点に運営する。

また、商船三井は合弁会社を通じ、ブラジル・トランスペトロ社向けの原油シャトルタンカー5隻を保有するヴィーケンシッピング社のグループ会社の株式を取得する。

商船三井とヴィーケンシッピング社は、原油シャトルタンカーへの共同参画を足掛かりに、合弁会社を通じて優良顧客への長期契約投入に向け、船舶への共同投資を進める方向性について合意している。両社は今後、これ以外の分野にも取り組む方針。

同社はシャトルタンカーなどの海洋事業について「当社が今後中長期にわたって成長していくうえで、会社全体のバックボーンになり得る事業であり、長期安定収益の確保に貢献する」としている。